2019.11.28
8020運動って?
こんにちは。院長の柏尾です。
突然ですが「8020」って知っていますか?
1989年(平成元年)より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。20本以上の 歯があれば、食生活にほぼ満足することができると言われています。そのため、「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込めてこの運動 が始まりました。楽しく充実した食生活を送り続けるためには、妊産婦を含めて生まれてから亡くなるまでの全てのライフステージで健康な歯を保つことが大切 です。我々歯科医師の使命ですね☆
他にも、噛む効用を標語にしたもので、『ひみこの歯がいーぜ』(学校食事研究会作)というのがあります。
ひ:肥満予防(よく噛むことで脳にある満腹中枢がはたらく)
み:味覚の発達(よく噛むことで食べ物本来の味がわかる)
こ:言葉の発音がすっきり(口の周りの筋肉を使い、表情が豊かになる)
の:脳の発達(あごの開け閉めで、脳に酸素と栄養を送り活性化する)
は:歯の病気を防ぐ(唾液が分泌され口の中をきれいにする)
が:がんの予防(唾液に含まれる酵素には発がん作用を消す働きがある)
いー:胃腸の働きを促進(よく噛むことで消化酵素が出る)
ぜ:全身の体力向上(力を入れたいときに歯をくいしばる)
(参考:8020推進財団)
このように「噛む」ことで、
自らの身体を守る、成長させることに大きく起因しているんですよね。
ただ噛みなさいとしか言われないと、
何でかなと思いますが、
意味を理解することでやってみようとなりますよね。
学生時代に円周率や元素記号、日本史を覚えるときには、
語呂合わせ(標語など)から始まっているので是非これも覚えておくと良いです。
ですが、噛むためには、
歯がとっても重要です!!
まずは自分の口の中を知ることが第一歩だと思いますので、
歯医者を受診してみましょう。