2020.07.21
<お口のケアはとっても大切!>
こんにちは。院長の柏尾です。
東京では新型コロナウイルスの感染者数がどんどん増えており、 札幌もまだまだ油断ができないですよね。
手洗い、うがい、そのほかに歯磨きも感染予防につながりますので、 しっかり毎日行いましょう。
本日お口のケアのことを書かせてもらったのは、 お口のケアをおろそかにすることでリスクがある病気が実はあるのです。
その病気とは『肺炎』です。
若い人ではなく、ご年配の方々が特に影響があると思いますので、 身近な大切な方と少しでも多くの時間を一緒に過ごすためにも、注意していく必要があります。
毎年肺炎で亡くなる方の95%以上を高齢者が占めており、 その中でも『誤嚥性肺炎』によるものは、70歳以上で70%をしめていると言われております。
そもそも、誤嚥性肺炎って何だろうと思う人もいますよね?!?健康な状態では気管に入ってしまった場合、むせて出す事ができますが、 年配の方など吐き出す力が弱くなっている場合は、 気管に入ってしまった物や細菌を出す事が出来ずに、そのまま肺に入ってしまい肺炎を発症する。これが『誤嚥性肺炎』なのでです!高齢者や抵抗力が落ちている方は、 特に寝ている時に誤嚥することが多く、抵抗力が低いため誤嚥性肺炎を起こしやすいとされております。お口の中に細菌が多いと肺炎になりやすいため、 口の中を清潔に保つために、歯磨きや入れ歯の清掃を行う事がとっても重要ということなのです。自分で綺麗に磨く事が出来る人も多くいらっしゃると思いますが、 介護が必要な方も多く、その方々は中々自分で磨く事ができません。そのため、まわりにいる人が、こういった肺炎を引き起こさないようにするためにも、 お口のケアをしてあげないといけませんよね。もちろん若い方も肺炎を侮らないで下さいね! ぜひこれを機に自分のお口の中の点検を1度歯医者にてチェックしてもらいましょう。